近年、就職市場(特に社会人の転職)において人気が高まっているといわれる大学職員。
人気の大手私立大学では求人倍率が100倍を超えることも珍しくありません。
しかし「大学職員」という職業は一般世間と接する機会が少なく、
「いったい何をしているの?」と疑問に思う人も多いと思います。
そんな方のために大学職員とはいったい何なのか、解説していきます。
大学教員との違い
職業を聞かれ、「大学職員です。」と答えると
「大学の先生なんですね!」「専門のテーマは何ですか?」
と聞かれることがよくあります。
しかし、教員と職員では業務内容が全く異なります。
簡単にいうと、以下のように区分することができます。
教員はよくイメージされる通り、学生に授業を行ったり、専門分野の研究を行うことなど学生の教育を行うことが主な仕事となります。
そして職員の業務内容については「大学運営の全てを担う」とあるように非常に多岐に渡っています。
大学職員の仕事内容
先ほど職員の業務内容として「大学運営の全てを担う」と説明しましたが、具体的にはどのような仕事をするのでしょうか?
多くの大学で設置されている業務セクションについて簡単にまとめてみました。
大学によって部署の種類や数は異なりますが、職員はこのような業務を人事異動によるジョブローテーションで経験していくことになります。
「なかなかイメージがつかない業務が多いな、、、」
と思った方も多いと思いますが、窓口での学生対応を行う教務や学生支援は、学生時代に利用された方も多くイメージがつきやすいのではないでしょうか?
例として、ほとんどの大学で設置されている部署とその業務内容を挙げましたが、少子化時代に対応するために業務を細分化し、強みを発揮しやすい組織作りが近年の大学業界のトレンドになっています。
少子化の影響によって潰れる大学も出てきた中で、社会からのニーズに応えられるかどうかが大学の生き残りのポイントでしょう。